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元開業医の妻が夫の遺産隠し相続税7億2,000万円免れ逮捕


岐阜地検によると、2005年10月に亡くなった元開業医だった夫の遺産を隠し、約7億2,000万円の相続税を免れたとして、2007年11月28日、相続税法違反の疑いで岐阜市城田寺、無職河田周子容疑者(72)を逮捕しました。


河田容疑者は長男、長女と共同で自宅の土地や建物、現金など、開業医だった夫の約19億5,000万円を相続しましたが、2006年7月、このうち土地や建物にかかる約2億6,700万円だけを遺産として税務署に過少申告し、相続税約1,800万円とする虚偽の申告書を岐阜北税務署に提出、約16億8,000万円の遺産を隠し、相続税約7億2,000万円を免れた疑い。


相続税の申告額を不審に思った名古屋国税局が2006年11月に税務調査したところ不正が発覚し、2007年11月15日、岐阜地検に告発、脱税額が多額だったことなどを理由に、岐阜地検が強制捜査に踏み切りました。


河田容疑者は夫の有価証券などを現金化し、自宅の金庫や蔵など数ヶ所に隠していましたが、長男、長女はこの件に関与していませんでした。


平成19年11月28日・時事ドットコムより一部引用


相続税を納付するのはかなり限られた資産家の場合ですが、相続税を納付しなければならない場合は確かに税率が大きいので、なんとかして相続税を免れたい気持ちは分かりますが、今回の件はあまりにも額が大きすぎましたね。


しかも容疑者は72歳という高齢にもかかわらず、なぜそこまで資産を残しておきたかったのでしょうか?普通、高齢になるにしたがってお金に対する執着心は薄くなると思うのですけどね。。。


いずれにしても脱税は犯罪です。一時の間違った判断によって取り返しの付かないことにもなりかねませんので、相続税に限らず、税金は正しく納めましょう!



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